
さめちゃんねるがオススメする、一生に一度は絶対に観るべき本格サメ映画3選
夏が過ぎていよいよ寒くなってきましたが、私の中のサメ熱はまだまだ燃え上がります。
こんにちは、ひとみんです。
「サメ」でググってたらこんな面白いニュースが飛び込んできました。
まさかのシリーズ化! 暴君に操られたサメたちが人類を襲う「鮫の惑星:海戦記」1月8日にDVD発売
このタイトルからしてB級な感じ。
公開中の『猿の惑星:聖戦記』にあやかってるこの感じ。
しかもレビュー確認したら★5つ中1.2っていうありえない評価の低さ。
こういう予算の無駄遣いとしか思えないような映画、結構好きなんですよね。
そういえば今年の夏、huluでも「サメ映画特集」を企画していました。
マニアックなB級サメ映画を取り上げていたので、暇つぶしには最高でした。
しかしやっぱりB級サメ映画よりも
「王道のサメ映画を観たい!」「これを観ないからにはサメ映画は語れない!」
ということで、サメ映画といえばやっぱりコレでしょ!という作品を独断と偏見でセレクトしました。
1. ロスト・バケーション(英題:The Shallows)
ロスト・バケーション(英題:The Shallows)
公開:2016年
レビュー:★★★★✩ 3.6 / 5(Yahoo!映画参考)
主演:ブレイク・ライブリー(『旅するジーンズと16歳の夏(2005)』、『ゴシップガール(2007-2012)』など)
監督:ジャウマ・コレット=セラ(『蝋人形の館(2005)』、『エスター(2009)』など)
<見どころ>
個人的な感想としては、ジョーズを超える傑作!です。
というのもいままでのサメ映画が大勢の人間 vs サメという構図で描かれることが多かったのですが、
この作品は主人公 vs サメの1対1の熾烈な戦いが描かれるからです。
危機的な状況に追い込まれたヒロインの、なんとか生き残ろうとする生命力の強さと知恵にただただ感動します。
ジャンルとしてはパニック映画ですが、ただのパニック映画として終わらせるにはあまりに傑作すぎます。
詳細まで念入りと作りこまれた脚本や丁寧な伏線の回収は評価するべきです。
<あらすじ>
ヒロインのナンシーは医師を目指す、サーフィンが大好きな女性。
ある休暇中、メキシコにある母の思い出の場所「秘密のビーチ」でサーフィンを楽しむことにします。
彼女は仲良くなった地元の男性たちから、この海が干潮になると所々に岩礁が突き出て小さな島になることを教えてもらいます。
サーフィンを楽しんでいたナンシーはイルカの群れと出会い、一緒に泳いで存分に海を満喫します。しかしその途中クジラの死体を発見し嫌な予感がします。急いでビーチに引き返そうとサーフボードに乗ったところで何者かがナンシーを襲撃します。
衝撃で海に投げ出されたナンシーは、なんとかくじらの死体の上に避難します。そして太ももの深く抉れた傷から彼女は怪我の原因がサメであることを知ります。
ナンシーを振り落とそうと、サメはクジラの死体を攻撃します。
「このままでは疲弊した挙句サメに食われる」と必死で岸に戻ろうとサーフボードにしがみつくナンシーを容赦なく追いかけるサメ。
幸か不幸か干潮のため、なんとか海面から突き出た岩礁にたどり着いたナンシー。
しかし血の匂いを嗅ぎつけたサメは岩礁の周りをずっと旋回しています。
岸まであと200m。なのにたどり着けない。
しかも満潮まで時間がない。
この絶望的な状況をナンシーはどう乗り切るのでしょうか。
昨年公開された比較的新しい映画です。
テンプレ化していたサメ映画を、新たな視点から描いた素晴らしい作品です!
2. ディープ・ブルー(英題:Deep Blue Sea)
ディープ・ブルー(英題:Deep Blue Sea)
公開:1999年
レビュー:★★★★✩ 3.7 / 5(Yahoo!映画参考)
監督:レニー・ハーリン
<見どころ>
ところどころジョーズのオマージュが見られます。
CGのクオリティとか脚本はいかにもB級のサメ映画という感じですが、何が面白いかってあとの方の展開が予想の斜め上をいくことです。
だからこそ「傑作」とも言えるのでしょう。
遠慮のないサメの襲撃をお楽しみください!
これでもかってくらいサメが暴れまわります。
あと、一言いわせてください。
「とりあえずコックまじすごい」
コック、辞めてしまえ。
<あらすじ>
場所は水上の研究所アクアティカ。
ここではスーザンという女性研究者が主導で、アオザメの脳細胞を使ってアルツハイマー病の研究を行っていました。
しかしこの研究施設で飼っていた一匹のサメが逃げ出して、近くでクルージングしていた若者たちを襲撃したことがメディアで大きく報じられることになり、研究所の存在が問題視されます。
事態を重く受け取ったアクアティカの所有者ラッセルは、研究費用の差し止めと施設の閉鎖を宣告しますが、研究がほぼ完成段階であることを証明するために、スーザンはラッセルをアクアティカに招きます。
ラッセルが見守る中、実験は無事成功します。
しかしサメを褒めようと研究メンバーの一人、ジムが近寄ったところ、麻酔が効いていたはずのサメが暴れだしジムの右腕を噛みちぎります。これにより別のメンバーのカーターはサメを殺そうとしますが、実験のことしか考えていないスーザンは行動を制止しサメを水槽に戻してしまいます。
(スーザンのあほー!)
嵐が吹き荒れる中、負傷したジムを救急ヘリに乗せようとメンバーは奮闘します。
しかし担架を繋ぐワイヤーが切れてジムが海中に落ち、加えてなにかがなにかに引火して施設は大爆発!(ここらへんの炎上の仕方のB級感すごいです)
そしてその騒動でサメの水槽も壊れ、脳細胞をいじくられて知能レベルがアップしたサメ3匹が逃げ出します。
水上施設に閉じ込められ救助も呼べない状況で、インテリザメたちと戦うハメになった主人公たちはどうなるのでしょうか!
これだけは言えます。
「とりあえずコックまじすごい」
3. ジョーズ(英題:JAWS)
ジョーズ(英題:JAWS)
公開:1975年
レビュー:★★★★✩ 4.2 / 5 (Yahoo!映画参考)
監督:スティーヴン・スピルバーグ
<見どころ>
やっぱりラストを飾るのは不朽の名作ですね。
ところでジョーズが名作といわれる理由って気になりませんか?
ジョーズが名作と言われる理由は、サメが全然姿を現さないのにめっちゃ怖いところです。
これに尽きると思います。
「これだけか」と思いますが、これが相当な恐怖を煽るんですよ!
じゃあなんでサメが全然姿を現さないのかというと、あのサメはロボットだからなのです。
CGが使えない時代の映画なのです。
多分CGだったらサメの登場回数もたくさんあって、その分怖さは半減したと思うんですよね。
スピルバーグだからこそ成せる技です。
つくづくサメ1匹でいかに「怖い」と思わせるかに関しては、よくここまで魅せたなあと思います。
サメ1匹の点で言えば『ロスト・バケーション』も負けていないですけれどね!
その他に見どころがあるといえば、トラウマになるあの音楽ですよね。
嫌でも耳に残ります。
あとは一筋縄ではいかないストーリーも捨て難い。
「え、まじですか」と唖然になるポイントが最後に(ネタバレになるので言えない!)
伏線の張り方と回収に関してはやはりこの作品も丁寧に作られています。
1975年という時代に、あれだけ爪痕を残したスピルバーグは天才だと思います。
ちなみに、『ジョーズ2』『ジョーズ3』は続編ですが、監督はスピルバーグではありません!(主張したかっただけです)
<あらすじ>
アメリカの海辺の田舎町アミティは、毎夏海水浴客で賑わう町です。
ある日、浜辺にサメによる襲撃を受けた女性の遺体が打ち上げられます。町の警察署長ブロディはこれを問題視しますが、かきいれ時である夏を逃したくない市長は事実をうやむやにしようとします。
そうこうしているうちにアミティの浜辺は海水浴客であふれ、ついに1人の少年が犠牲となってしまいます。
悲しんだ少年の両親はサメに賞金をかけ、それ目当てでアミティにはたくさんの人が押し寄せます。
しかし見当違いのサメを捕獲したり、市民間でいざこざが発生するうちに、更に犠牲者が増えてしまいました。
見兼ねたブロディは海洋学者のフーバー、地元の漁師クイントを雇ってサメ退治に乗り出すことにします。
そこで出会ったホホジロザメは、彼らの予想を遥かに上回った獰猛な海のハンターでした。
勘違いされやすいですが、「JAWS」はサメの名前ではなく「顎」を指します。原作は小説です。
なんか小説よりも有名になっちゃいましたね。さすがスピルバーグ!
まとめ
完全なる独断と偏見で傑作サメ映画をセレクトしましたが、いろいろなレビューを見る中でも、この3作は安定の本格サメ映画として親しまれている気がします。
(冒頭であげたように★1の評価のサメ映画がある中で、★4に近い高評価を得られるサメ映画ってむしろ稀なんじゃないでしょうか)
脚本や映像の作りで言っても、他のB級サメ映画とは全く比較にならないくらい素晴らしい作品たちだと思います。
サメ映画を語るにはこの3作は必見ですね!
次回は、打って変わってネタとしか思えないようなサメ映画をご紹介しましょう。
それではお楽しみに!
CHAO♡