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【サメって美味しいの?】生まれて初めて食べたサメ料理が絶品すぎたのでインタビュー記事にしてしまった

ご無沙汰しております。
さめちゃんねるのひとみんです。

最近はサメを見ると「怖い」とか「かっこいい」と思う前に
「美味しそう」とか「食べたい」と思うようになって来ており
愛って食欲に現れることがあるんだなと半ば達観し始めています。

実際にサメを触ったことがある方は分かるかもしれないのですが
サメには魚類特有の触感があるんです。
触ったときに身が詰まっている感じの弾力感…。
想像しただけでヨダレが出ます。

でも本当にサメって美味しいの?と疑問に思いますよね。

わたしも最初はそう思っていたのですが、
サメを解剖したときの匂いやサメに触れるうちに「食べたい」と思うようになりました。

わたしのような興味の持ち方はサメ好き特有で一般的ではないかもしれませんが、
日本ではサメ料理はかなりの地方で親しまれています。
郷土料理としているところもあるので、
人生は一度きりだし、チャレンジしたいと思っていました。

なかなかサメを食べるタイミングがなかったのですが
今回は「サメを食べたい」とただ喚くだけのわたしに
素敵な機会とサメ料理を提供してくださったThe Miso Fish Stand(ザ・ミソフィッシュスタンド)さんのインタビューと、
生まれて初めて食べたサメ料理の感想をご紹介します。

目次

Twitterに届いた、運命のリプ

「サメ食べたいなあ」
「どこで食べられるかなあ」
「どうせなら美味しいところがいいなあ」
「とにかくなんでもいいから、サメ肉の料理が食べたい」
と想いが募るばかりでなかなか重い腰をあげられなかったわたし。

そんなとき、Twitterである方からこんな運命的なお誘いを受けました。


さ、さ、さ、さ、サメバーガーですって!!!!!

サメも好きだし、バーガーも大好き!最高かよ!!!
と叫びたい心と滴りそうになるヨダレを我慢しつつ、しばらくお邪魔する機会を伺っていました。(チキン)

機は熟し、やっとこさ本日ランチにお邪魔することができました。



待望のサメ料理に出会うまで

「サメを食べる」ことに興味を持ち始めてから、ネットでサメ料理について調べていたのですが
どこも「クセがない」とか「想像以上に美味しい」とかプラスな感想が多かったので
本日はテンション爆上げで市ヶ谷へ向かいました。
(なお、一人で乗り込むのは恥ずかしかったので、強制的に同僚を連行してしまいました。付いてきてくださったことに感謝。)


歩くこと10分以上。

市ヶ谷駅の近く、少し奥まったところに写真で見た真っ赤なキッチンカーを発見!!

こここここれが!The Miso Fish Standさんのキッチンカー!

(※The Miso Fish Standさんの許可を得て掲載しております)

どきどきわくわくが止まらず、道中喋りっぱなしだった私のボルテージは最高潮。

興奮しすぎて、ただでさえ乏しい語彙に拍車がかかり
「やばーい」としか言えてませんでした。


ちょうど時間帯的にも空いていたのか、キッチンカーの前には私達だけ。

緊張のためなかなか言葉が出て来ず、
数秒ほど、中にいらっしゃったお兄さん(緊張で名前を伺い忘れました)を
まじまじと、しかもニヤニヤしながら凝視してしまいました。


さすがに怪しすぎるし、いつまでもお兄さんを眺めているワケにもいきません

さめちゃんねるの人って言って分かるのかなという一抹の不安もあったのですが、勇気を出して
「さめちゃんねるの中の人です」
と自己紹介をしたところ…

まさかの認識されていました!嬉しい!

「さめちゃんねるの!意外!サメを被って来るかと思いました!」
と言われました。破天荒かよ。

わたしの見た目がいわゆる「普通」だったので大層驚いたようです。

ナイスギャップ萌え☆わたし(違う)


ていうか、「中の人」で認識されたのが初めてなので非常に嬉しかったです。

    生まれて初めて味わうサメ料理…その味は?

    The Miso Fish Standさんのランチ営業は、鮫のガパオライス(¥800)のみの提供です。

    目玉商品の鮫バーガーの提供は予定していらっしゃらないそうなのですが、
    個人的にはとてもとても食べてみたい!

    写真を見る限り、とってもボリューミーです。
    お腹いっぱいになりそう!

    (「鮫バーガー」※The Miso Fish Standさんの許可を得て掲載しております)

    なお本日頂いた鮫のガパオライスがこちら。

    (「鮫ガパオライス」※The Miso Fish Standさんの許可を得て掲載しております)

    そして気になる感想は、

    とにかく想像していた以上に美味!!!!!!!!!!(主張激しめ)

    サメはアンモニア臭がするらしいと聞いていたので、
    「もしかするとサメ臭いかもしれない」と思っていたのですが、全くクセがないのです。

    ツナみたいな触感で、通常鶏肉を使用するガパオと比べると、
    とっても軽い口当たりなので結構ぱくぱく食べられるんです。

    特筆すべきは味付けです。

    全然食材や調味料に詳しくないのですが、エビも入っていて、
    とにかく海の幸にこだわった味。

    ホットチリソースをかけて辛く仕上げることも可能ですが
    個人的にはそのまま食べても、とっても美味しかったです。

    食べてみて改めてサメは魚類なのだと再確認しました。

    ただただ美味しい…思い出すだけでお腹が空いてきました(深夜)

    余談ですが、サメ料理では刺身も非常に美味で、
    中でも気仙沼の名物であるサメの心臓(通称:もうかの星)は珍味好きにはたまらないそうです。

    ちなみに東京だと上野にある『魚草』というお店でもうかの星を食べられるそうです。
    サメの心臓は鮮度が高いほうが美味しいそうなので、気仙沼で食べることを一番にオススメしますが
    多少鮮度が落ちても東京でも食べられるので、珍味を食べたいときには訪れてみてください。

    鮫バーガー、鮫ガパオライスに使用しているモウカザメってどんなサメ?

    ところで食べられるサメの種類って気になりませんか。

    The Miso Fish Standさんが使用されているのは、
    モウカザメもといネズミザメという、ネズミザメ目ネズミザメ科のサメです。
    モウカザメだったりカドザメだったりサケザメだったり、たくさん別名を持っていますが、
    要するにネズミザメです!地方によって呼び名が変わるそうです。

    体長は最大で3メートルほどなので、大型のサメであると言えます。

    ちなみに顔は怖いですw
    ネズミザメ目ネズミザメ科のサメって割と怖い顔しているような気がします。
    正直海で出会ったら食べられるサメだとは思えないような顔です。
    (でも目はまん丸でとっても可愛い)

    (画像引用:WEB魚図鑑

    ていうかネズミザメ目ネズミザメ科ってホホジロザメ先輩もそうだった気が…。

    もしかしたらホホジロザメって美味しいのかもしれない(イケない思考)


    噂のサメ料理キッチンカー、The Miso Fish Standとは

    ここでキッチンカーでサメ料理を提供するThe Miso Fish Standさんについてご紹介します。
    (バンド名みたいだなと思ったのは内緒)

    The Miso Fish Standさんは、
    日本一のフカヒレ生産地・宮城県気仙沼市の漁師さんたちが獲ってきたサメを美味しく料理した、
    関東近郊のマルシェやイベントに出没するキッチンカー
    です。

    運営する会社はQuo Inc.(株式会社クウオ)という漁師への利益還元を実現するためのフィッシャリーカンパニーです。
    主に魚を中心として食品加工業や食品販売業を行っています。

    そんな株式会社クウオが手がける、キッチンカーThe Miso Fish Standは
    過去には千葉・幕張で行われるレッドブル・エアレースや、横浜で開催されるマルシェなどに出店されています。

    都内だと原宿のカフェや、品川のイベントなどにも出店されているようです。

    そして最近では、市ヶ谷でのランチ営業を始められたそうで、どんどん活躍の場を広げています。

    ランチ営業の場合ですと、目玉の鮫バーガーではなく、
    鮫のガパオライス(¥800)の提供ですが、これもまた絶品なので是非食べてみてください。

    出店情報は下記のSNSで確認できます。

    The Miso Fish Standはこうして生まれた

    どうしてもThe Miso Fish Standさんの背景について知りたかったので、
    実は軽いインタビューの形で、メッセージにて想いを伺わせていただきました。

    わたしの素朴な疑問、
    「なぜサメなのか?」
    「どういう想いで立ち上げたのか?」
    に関して、胸がいっぱいになるお話を伺うことができました。

    運営会社・株式会社クウオ(Quo.Inc)代表、髙瀨拓海氏と気仙沼市の関係

    髙瀨氏が気仙沼市と深い関わりを持つようになったのは、
    2011年東日本大震災が発生し、直後に東北へボランティアに行ったことがキッカケでした。

    当時、髙瀨氏は早稲田大学に在学中で、ボランティアではお寺を綺麗にしたり、街を綺麗にする活動をしましたが、
    どんなに街を綺麗にしても、「人が戻ってくるのか?」という疑問が浮かび続けていたそうです

    人が気仙沼市に戻ってくるためにできることは、
    地場に根付く仕事を復活させたり、新しく作ったりすることが必要だ、と思い始めたそんなときに、
    たまたま紹介されたのが、気仙沼市の漁師でした。

    ある日髙瀨氏は、その漁師と漁に一緒に出ることがありました。
    頬を切るような冷たい風、陸の緑も仲間の船も見えぬ、ただ広がる深く暗い海。
    「ここで何かあったら死んでしまう」
    髙瀨氏は恐怖を感じたそうです。
    しかし恐怖を感じてるその横で、漁師は、波しぶきを浴びながら黙々と漁をしていたのです。
    その姿を見て、海とはまさに命がけであることを感じると同時に、漁師の平均年収を知り、悔しさがこみあげてきたそうです。

    「死と隣り合わせの現場で、命懸けで美味しい魚をとってきてくれるのに。どうして評価されないんだろう?」

    そんな疑問から髙瀨氏は
    「漁師の経済的・社会的価値を高めたい」
    「頑張るひとが報われる社会をつくりたい」
    という想いで気仙沼市に株式会社クウオを立ち上げました。

    サメの加工品に取り組むようになったキッカケ

    髙瀨氏は最初からサメを加工しようと思ったわけではありません。
    まずはじめに、目をつけたのはメカジキでした。理由としては2つありました。

    1つ目は、気仙沼市がメカジキの水揚げ量が日本一だから。
    もう1つは、髙瀨氏の運命を変えた漁師がメカジキをメインに釣っている方だったからです。

    そして取り組んだのが、魚のくさみを味噌で消す加工品としての『メカジキ×洋風味噌つけ』のブランド化でした。
    (なお、この商品で「テレビ朝日・お願いランキング!」に出演)

    そんな折、髙瀨氏は偶然、渋谷でフィニング反対キャンペーン(サメのヒレだけとって、身を捨ててることへの批判)に遭遇します。
    そしてこの反対キャンペーンを気仙沼市の漁師に話したところ、なんとひどく怒られたのです。

    「サメのヒレ以外の金にならないもの積んでたら、他の魚が積めなくなる」
    「船の重量が重くなり危険だ」
    などと漁師さんの目線から諭されたそうです。

    しかし髙瀨氏は
    「サメはきちんと、処理して食べたらおいしいはずだが、評価されず、漁師の得にもならないものになってしまっている」
    「もしかしたらサメは宝の原石なのかもしれない。未利用魚を活用して漁師さんに還元したい」
    と考え始め、サメの加工品をメインに取り組むようになったのです。

    こうして The Miso Fish Standが誕生

    まずは気軽にサメの加工品を楽しんでほしいという思いから、
    キッチンカーでイベントを周ることで、よりキャッチーなサメバーガーを提供し始めました。

    ちなみに鮫ガパオは、たまたまガパオライスをつくったときに、
    鶏肉でできるなら、淡白なサメ肉でもできるのではないかと試しに作ってみたところ、
    とても美味しかったので、ランチメニューに採用したそうです。

    そんなThe Miso Fish Standの名前は、
    一番最初に取り組んだ加工品が、味噌漬けから始まったことに由来するそうです。

    今後は…

    現在は、加工品の開発も進めており「鮫のリエット」などを試作中です。
    今後は、宅飲みのちょっと “手軽“ でちょっと “豪華“ なおつまみ、
    高タンパクで低カロリーのサメだからこそできる売り方を探っていきたいそうです。

    なお、ゆくゆくは小売店やecサイトでの販売も考えているとのことです。

    まとめ

    久しぶりのさめちゃんねるを書いたら、執筆欲が高まってしまい、
    思いの外長くなってしまいました…。

    鮫ガパオライス、本当に美味しかったな。

    あれは食べてみないとわからない感動がありますw

    「これがサメの肉…」という不安から、
    いざ口に入れるとまさかのトロっとした、コクのある味がじゅわーっと口の中に広がって、
    「え、サメ肉美味しすぎるぞ!」という興奮を味わうまでの、あの一瞬。

    次は鮫バーガー食べます!絶対に!


    そういえば全然関係ないのですが、
    最近、さめちゃんねるを始めてから、サメコミュニティの方と出会うチャンスが格段に増えたなあと感じます。
    今回のThe Miso Fish Standさんのような素敵な出会いももちろんですが
    以前寄稿してくれたりっきーも、シャークジャーナリストの沼口さんも
    そして他にもたくさんの方々。

    サメ好きな人ってとっても愛が溢れている方が多くて
    すごく和やかな気持ちになれますw

    今後もさめちゃんねるでもっともっとサメについて知ってほしいし
    サメに関係する人たちもたくさん取り上げていきたいです。


    最後はThe Miso Fish Standさんから頂いた、最高に夏っぽい素敵な写真を。

    次回の記事もお楽しみに!

    CHAO♡

    (※The Miso Fish Standさんの許可を得て掲載しております)



    ひとみん

    ひとみん

    ひよっこサメLover。目指すはサメエヴァンジェリスト(サメ伝道師)になること。 最近の悩みは、サメが美味しそうに見えてしまうことです。 いつかサメと泳ぐのが夢です。

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